海苔は栄養たっぷり

海苔は「海の野菜」と言われるほど、多くの成分が含まれていて
ビタミンA、ビタミンB1・B2・B12、ビタミンC、良質のタンパク質、鉄、カルシウム、食物繊維、EPA、タウリンなど、体の健康に欠かせない成分を多く含んだ自然食品です。

毎日食べて健康な体作りにどうぞ。

~海苔に含まれる栄養素・成分について~

ビタミンについて海苔は多くの種類と、その量を含みます。

 …ピーマンの約10倍、ホウレンソウの約5倍、トマトの約50倍。
B1…豚肉の1.5倍、卵の約14倍、いわしの約30倍。
B2…牛乳の22倍、卵の12倍。
ビタミンB1が不足すると、神経系や筋肉、心臓に異常が出たり、脚気になる可能性があります。ビタミンB2が不足すると、成長や繁殖にトラブルが現われ、唇の荒れ、目の疲れ、皮膚や毛髪の発育阻害が起きる恐れも。
1日の所要量 は、B1B2共に1.2~1.4mgなので、海苔を3枚ほど食べれば1日に必要な量 のB1が約1/10、B2なら1/4が補給できることになり、
糖質を効率よくエネルギーにかえてくれるので、食欲がない時や疲れやすい時に食べると疲労回復にも効果的。

 …トマトと同程度。リンゴの4倍。
焼海苔約1帖には、みかん1個に含まれる1.5倍の量のビタミンCが含まれています。ビタミンCには、メラニンの生成を抑えてシミを防ぐ効果と、できてしまったシミを薄くするダブルの美白効果があります。
一般に、ビタミンCは熱に弱いため調理すると栄養素が破壊されてしまいますが、海苔に含まれているビタミンCは熱に強く、焼いても栄養素が壊れないのが特徴です。

B12…ビタミンB12は、不足すると悪性貧血の恐れがあり、妊婦や授乳中のお母さんにも欠かせません。
一方、神経系を正常に保ち、栄養素を正常に代謝し、情緒を安定させるにも大切な役割を果たします。のり1枚で、0.9μgのビタミンB12が含まれています。
1日4枚のりを食べれば、所要量 の3~5μgのB12がまかなえることになります。

タンパク質含量は、ほぼ大豆に匹敵します。

・海苔に含まれる炭水化物の糖質にあたるものは、人間の消化酵素で分解できず、ダイエット効果が期待できます。

・海苔の約3分の1は食物繊維です。なんとほうれん草の約2倍!!

便秘対策から、動脈硬化症や糖尿病、大腸ガンなどの成人病予防にもいいと言われています。

海苔の食物繊維は野菜に含まれるものと違い柔らかく、マンナン、キシランと呼ばれるもので、腸内を適度に刺激し胃壁や腸壁を傷つけることなく穏やかな整腸作用を促してくれます。

さらに、腸内の有害なアミンや有害金属の除去にも有効です。
またこの細菌による腸内でのビタミン合成にも役立っているともいわれています。