家庭で作るお寿司と言えば、かっぱ巻き、太巻き、恵方巻などの巻きずしや好きな具を自分で巻いて食べる手巻き寿司。手作りのお寿司は、作る時からわくわくする、大人も子ども一緒に楽しめるお家イベントです。

そんなお家時間を楽しく華やかにしてくれる手作りお寿司。
せっかく作るなら味美味しいお寿司が作りたいですよね。

お寿司は具、お米、海苔が三位一体となり、美味しさが生まれます。
美味しいお寿司に欠かせない海苔。

「でも、美味しい海苔ってなんだろう?」

これまで海苔の選び方は知る機会がなかったという方、多いと思います。
ご家庭で美味しいお寿司タイムを過ごしてもらうため、
千葉の海の恵みにあずかり、先代から海苔を作ってきた金庄が美味しい海苔の選び方をご紹介します!

〈太巻きにおすすめの海苔 しっかり系〉

私どもが扱っている千葉県産の海苔は「江戸前海苔」と呼ばれています。

中でも内湾と呼ばれる富津岬の内側で採れる江戸前海苔は栄養が豊富で歯ごたえがあり、噛むほどに味がでて、かつ食べたときの歯切れがよいのが特徴です。
内湾で採れたしっかり系の海苔は水分を含んでも形が崩れにくいため、太巻き、おにぎり、おにぎらずなど時間が経過した後に食べる料理に最適な海苔と言えます。

しっかり系江戸前海苔の特性を活かして、千葉県では太巻きずしの文化が生まれました。
さくらやバラの花柄や動物の柄をごはんと海苔でつくる飾り寿司は見た目に可愛く、作るのも楽しいですね。

〈手巻き寿司におすすめの海苔 パリパリ系〉

その場で作りながら食べる手巻き寿司では、パリッとした海苔の食感が美味しさに一役買ってくれます。時間を置かずに食べる手巻き寿司には、富津岬より外側、外湾で作られたパリパリ系の江戸前海苔がおすすめです。

内湾の海苔との違いは、外洋に近いため塩分が高いこと。
塩気の高いパリパリとした食感の江戸前海苔で、楽しく美味しい手巻き寿司の完成です。

しっかり系、パリパリ系ともに江戸前海苔の最大の特長は磯の香り。
金庄では独自の「石焼き製法」で低温で時間をかけてじっくり焼き上げ、海苔の香りを逃がさずに焼き上げています。

自然の恵みがぎっしり詰まった江戸前海苔で、ご家庭のお寿司時間を一層美味しく楽しいものにしてください。